新次元のスマートフォン Xperia 1 の魅力と秘めたすごさの本質 ――Xperia 1レビュー

Xperia 1が遂に発売された。


私はグローバルモデルを真っ先に予約購入したのだが、本来は全体を俯瞰(ふかん)したレビューを書くべきところだが、Xperia 1が既存のスマートフォンのレベルから超越した存在のため、詳細なレビューを書くのに時間がかかりそうだ。そこで、まずはポエムから書いてみた。

圧倒的なクオリティに歓喜と賞賛の声


「Xperia 1」は製品名の「1」が指し示す通り、1から生まれ変わったSONY渾身の新フラッグシップモデルである。さまざまなクリエイターと共に創造してきたソニー全ての力が結集したスマートフォンと言える。

幸運にも今はSNSなどで著名人の評価を簡単に見れる時代だ。そして彼らのTwittterやFacebookでの評価を見る限り、Xperia 1の評判は上々である。

「めちゃくちゃ凄い映像が撮れる」

「Xperia 1は映像現場で強力なサブ機としてこれから僕の現場に必須になってくる」

「俺たちはコレを待っていた」

「俺たちのXperiaがついに帰ってきた」

「自分一人で撮る映画が現実的にできるスマートフォンだ」

などなど歓喜に溢れている。

多くの人はここ数年のXperiaには苦い思いを抱いていたのかもしれない。しかし、Xperia 1 の登場は多くのXperiaファンが新しく生まれ変わったXperiaを手に取り喜んでいる投稿であふれかえっているのだ。

トータルの完成度が高いXperia 1

そんな注目のXperia 1だが、スペックだけを取り上げて、他のハイエンドモデルとの比較を行っている声なども見かけたので、この点について他者の意見で同意を求めるなどと卑怯な手段を取らずに、私自ら解説したい。

まず、Xperia 1の魅力は、3つに分類できる。1つ目は買ってすぐ分かる魅力、2つ目は他のライバル製品に戻って分かる魅力、そして3つ目はソニーの技術力だからこそ成し得る、使ってから気付いたり明らかになる魅力である。

まずはその3つ目の魅力について紐解いていこう。


Xperia 1は映画と同じ比率の21:9のディスプレイ、世界発となる4K HDR対応の有機ELディスプレイを搭載している。この21:9のディスプレイは他のスマートフォンにはほとんど採用されていない新Xperiaの大きな特徴だ。

映像エンジンはBRAVIAの技術を投入、さらにHDR規格、BT.2020の色域、10bit信号に対応、映像制作者の意図を忠実に再現する画作りを堪能できるクリエイターモード、音声にはDolby Atmos®に対応と映画を楽しむ要素を極限まで追求している。

お気づきの方もいらっしゃるだろうが、映像やカメラなどを楽しむための要素をトータルの機能で実現しようとしているのである。
ノッチやパンチホイールのような映像が部分的に表示されないような映画を本当に愛する人が楽しむ要素を削る妥協は一切していない。


さらに動画撮影機能にもこだわり、ソニーの映画撮影用プロフェッショナルカメラ開発チームが画作り、操作画面を監修したシネマ撮影専用機能「Cinema Pro」を搭載し、映画を作る体験まで可能にしている。

ここまで映像に関して突き詰める事が出来るのは映像分野で突き抜けた技術を持っているソニーだからこそなのである。

カメラについても超広角・標準・ワイドと言ったトレンドを抑えるだけでなく、瞳オートフォーカスまで搭載している。


他社製品のスマートフォンの描写力やAIによる疑似ぼかし機能のポートレートモードなどを絶賛する声が多いが、いくら映りが良いと言ってもせっかく名所旧跡で記念写真を撮っても人物がピンボケ写真連発では全く意味がないと私は考えている。ピンボケ写真ほど後で見て悲しくなる写真は他にないだろう。
それが、ソニーのαで絶賛されている正確かつ高速な瞳オートフォーカスがスマートフォンで搭載される事によって悲しみのピンボケ写真がなくなるのだ。
しかも、これはただ映りが良いだけのスマートフォンでは逆立ちしても搭載できないフルサイズミラーレスのαでぶっちぎりの技術力を見せつけているソニーならではの革新的なテクノロジーが成しえる機能のほんの一部なのだ。

そして使っているうちに魔法のような感覚でユーザビリティを体感できる機能も数多くそろえられている。
片手でも使いやすいように配慮されたサイドセンス、バッテリーの劣化を防ぐいたわり充電、スタミナモードなど、スペックでは現れない機能を多数揃えている。

これらはスペックだけを取り上げて数多のスマホと比べる事が全く意味がなく鼻で笑うぐらい、人類が経験したことがない異なる次元を実現した驚異的なスマートフォンであることを証明している。

前人未踏の拘り抜いた外観

買ってすぐに実感できるXperia 1 のもう1つの良さにも触れてみよう。



Xperia 1を購入してすぐに実感できる、もう1つの素晴らしい価値。改めて言うまでもないかもしれないが、それは製品の工業デザインだ。

ソニーはどのような製品でも大量生産品でありながら、上質さと品を感じさせる素材選びと、まるで工芸品のような美しく繊細なつくりを施していることが特徴となっている。
Apple創業者の故スティーブジョブズまでもカタログを取り寄せて憧れる程であり、創業時から日本の製品が世界で粗悪だと思われていた概念を覆し続けてきた歴史であり伝統なのだ。

しかし、Xperia 1と言えば、ネットの一部からその外観から縦に長すぎると言う人を時々見かける。
(某社御用達のライターが前頭葉の活動が衰え初め、思った事を文章にしたくなる歯止めが効かなくなり、それが記事の炎上を生む原因の一つと言われている。縦に長いだけだと安直に言ってしまう人はそれと同じ原理だと筆者は推察している)


だが、これまでのソニー製品がそうであったように、Xperia 1の外観にも当然理由がある。先に述べた通り映像への拘りを極限まで突き詰めるだけでなく、昨今のスマホ向けのコンテンツを表示する情報量を増やし、Androidのマルチウィンドウ表示にも利にかなっている。とてもよく考えられた理由なのだ。


さらに背面は昨今ではカメラの存在感が激しく、タピオカやボトムズ、昆虫の目のようなデザインに陥ってしまった機種も存在する中、Xperia 1のカメラの配置は主張が激しくない。


真っすぐに伸びたカメラの配置は他の追随を許さない美しさだ。
しかもその美しさはガラスの中に浮かび上がるように配置されており、感嘆の声しか出てこないほどうっとりと見入ってしまう。


ディスプレイや背面だけでなく側面の処理も驚くほど精巧に作られている。
まず貼り合わせたような隙間が無いのだ。
さらにSIMカードのスロットはピンがなくても脱着可能であり、カメラ専用ボタンなども存在するのに防水、防塵を実現している。もはや防水防塵はスマホの一般的な機能のひとつになりつつあるが、Xperia の防水はここ数年始まった事ではなく、ボタンなどがあっても防水を実現、公式カバーまでも防水仕様にするなど実現し他の追随を許さない。

ここまで理にかなったプロダクトなのに高度な加工は、これまでどんな製品でも見たことがないし、こうしたディテールを尋常ではない熱量で仕上げるもの作りは、今や地球上でSONYか、伝統的な職人が作り出す工芸品くらいしかないはずだ。


最後に



Xperia 1 まさにSONYが1から見つめ直し作り上げたXperiaであった。
ソニーモバイルの復活はこのプロダクトから始まるのである。
あらたな伝説に立ちあえる事を誇りに想い、そして見届けたいと思う。

※この文章は某ジャーナリスト?や一部のαブロガー?の方々に強くインスパイアされています。

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