GIZMON Utulens レビュー
「写ルンです」の持つ魅力的な描写を、各種ミラーレスカメラでも楽しむことができる、薄くて軽いパンケーキレンズとして話題のGIZMON Utulens ですが、昨年私が購入した中でワーストバイにしてしまいました。あくまで私が使うのにはワーストであっただけで、そんなに悪い商品ではないと思います。
今回はそのGIZMON Utulens で撮影した写真などを紹介しながらレビューをしたいと思います。
撮影はすべてSONY α6000 です。
このレンズですが、32ミリの単焦点、F16固定で最短焦点距離は1メートルになります。
物理的にフォーカスをあわせるのは不可能に近く、パンフォーカスでパシャパシャ撮る感じになるので、特に何も考えなくても撮れます。フルサイズなら32ミリ、APS-Cであれば48ミリとほぼ標準的な焦点距離なのも撮りやすい理由の一つだと思います。ただ、最短焦点距離は1メートルなので、寄れないからテーブルフォトとかには向きません。スナップ向きです。
上の写真は購入した翌日に通勤前の京都駅周辺でパシャパシャと撮影しただけなのですが、十分ノスタルジックな雰囲気が簡単に出せていると思いました。GIZMONのサンプルよりはマシに撮れているんじゃないでしょうか(笑)
パッと見なかなか良い感じに思いましたが、撮った後の写真を見ると自分には満足度が低かったです。確かにノスタルジックな雰囲気は出せてますが、表現するには物足りなく、ピントもちゃんとあわせられないのが微妙にストレスになり、これならば安いオールドレンズ買った方がまだ楽しくて綺麗な写真撮れるだろうなと言う結論に至ってしまいました。やはり私はカメラで撮ったからにはちゃんとして残したい気持ちがあるようです。このレンズで撮った写真はあまり残したいとは思えませんでした。
ある程度買う前から分かっていたのですが、半分はネタで買ったので不満はありません。
と言う訳で個人的にはワーストバイでしたが、この懐かしいような古めかしさが気に入った人には買いかもしれませんね。特に最近は若い子の間で写ルンですが流行っているそうなので、持っているカメラに取り付けたら結果的に安上がりになるのではないでしょうか。
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