α7RⅢが発表された事で2台体制に悩む

α7RⅢが発表されました。

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まさかのRからの発売です。初代α7はRと無印が同時に発売されましたが、Rが先に発売されるなんて誰が想像していたでしょうか。

しかもこのα7RⅢ、センサーは前モデルのα7RⅡと同じですが、α9のいいとこをうまくα7RⅡに融合しており死角無しのモデルになっています。しかも発売予定価格が37万円と予想を大きく下回る価格で、もう爆売れ必然です。

私はα9を所有しており、α9,α7RⅢとの気になる部分の詳しい比較を表にしてまとめてみました。優れている方を赤にしています。

α9 α7RⅢ
サイズ

約126.9(幅) x 95.6(高さ) x 63.0(奥行き)mm

約126.9(幅)× 95.6(高さ)× 62.7(奥行)mm 

重量 673g 657g
画素数 2420万画素 4240万画素
センサー 35mmフルサイズ メモリー内蔵 積層型 Exmor RS CMOSセンサー 35mmフルサイズ 裏面照射型  Exmor R CMOSセンサー
画像処理エンジン 画像処理エンジンBIONZ X(新世代型)+フロントエンドLSI(新世代型)画像処理エンジンBIONZ X(新世代型)+フロントエンドLSI(新世代型)
ISO感度 常用ISO感度100-51200、拡張ISO50-204800 常用ISO感度100-32000、拡張ISO50-102400
測距点数 693点(位相差検出方式)25点(コントラスト検出方式)399点(位相差検出方式)425点(コントラスト検出方式)
測光範囲 EV-3- EV20 (ISO100相当、F2.0レンズ使用) EV-3 ~ 20(ISO100相当、F2.0レンズ使用)
ファインダー

形式:1.3cm(0.5型)電子式ビューファインダー 総ドット数:3,686,400 ドット
視野率:100% 倍率:約0.78倍
ファインダーフレームレート選択:STD 60fps / HI 120fps

形式:1.3cm(0.5型)電子式ビューファインダー 総ドット数:3,686,400 ドット
視野率:100% 倍率:約0.78倍
ファインダーフレームレート選択:STD 60fps / HI 120fps

液晶モニター

形式:7.5cm(3.0型)TFT駆動 タッチパネル:対応 ドット数:1,440,000ドット
角度調整機能:カメラ背面に対して上に約107度、下に約41度

形式:7.5cm(3.0型)TFT駆動 タッチパネル:対応 ドット数:1,440,000ドット
角度調整機能:カメラ背面に対して上に約107度、下に約41度

シャッター速度範囲

メカシャッター時:1/8000-30秒、バルブ、

電子シャッター時:1/32000-30秒

静止画撮影時:1/8000~30秒

手ブレ
補正機能

5段5.5段
連続撮影速度 最高約20コマ/秒(ブラックアウトフリー) 最高約10コマ/秒

性能だけを比較するとα9の連射やAF性能の際立った部分が目立ちますが、7RⅢで素晴らしいのはこれを有効画素4240万画素で実現している点です。

[DSC00266%5B3%5D]

私は普段α9を使っています。まだα9のちゃんとしたレビューを書いていませんが、α9は非常に気に入って使っています。操作性に関してはα7M2に比べてスティックが付いた事が大きいですが、それ以外の細かい調整でも格段に良くなりましたし、バッテリーの持ちなども劇的に良くなりました。

高感度耐性もくらべものにならないぐらいよくなってISO3200でも十分に使える画質になり撮影の幅も広がったと感じています。また個人的には不必要だと思っていた連射に関しても20fpsかつブラックアウトフリーでしか撮れない写真も少ないながらもありました。

DSC03144

例えばこの写真なんかは20fpsで撮って飛行機と太陽がうまく重なる場所を選んだ一枚です。

しかし、α9気に入ってはいますが、すべてが全て気に入っている訳でもなく、例えば充電用のUSB端子の位置が下過ぎて干渉してしまう事で、使いもしないLAN端子よりもこっちを上にしてくれよ!って思いますし、左肩のダイヤルもα9のアイデンティティーになっていますが、あれが結構使いにくいんです。ロックが邪魔な事もありますが、タイマーの時間が瞬時に変更できないのが一番不満。あそこは前のままソフトウェアで変更の方が良かったと思っています。

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α7RⅢを見てみましょう。操作性やバッテリー性能はほぼ全てα9から継承されていて、4240万画素の高画素はそのままです。継承されなかったのは不満だった左肩のダイヤルと言うのも偶然でしょうか。高画素なのでAPS-Cモードで使っても1800万画素クラスを維持できます。

充電もUSB-typeCに変わった事もありますが、充電しながらシャッターを切れるようにマイクロUSB端子も同時に搭載されています。結果的にα9で干渉しやすかった充電問題が改善されています。

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さらにセンサーは従来モデルの継承ですが画像処理エンジンがα9と同一になったため、AFや連射性能、ノイズ処理が向上しています。ただ、α9はメモリー内蔵蓄積型センサーの高速処理の能力で思いっきりAFや連射の性能が飛び出てますのでα7RⅢはそこまで及びませんが、従来の倍近い性能になっており必要十分な感じです。ただ、サイレントシャッター時のローリングシャッターの歪み対策などもセンサーパワーっぽいので、7RⅢは無理っぽいですね。

メモリー内蔵蓄積型センサーによるAF性能や高速連射、高速シャッタースピードを必要とするかしないかが、α7RⅢが出てきた現状ではα9を選ぶかどうか?の判断材料なのでしょう。

私は当時そこまでの連射性能は追い求めてはいませんでしたが、α9を購入した理由は高感度耐性と、操作性などを含めた進化点でした。そこがα7Rシリーズについたとなればそりゃ欲しくなってしまいます。

複数台運用について

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普段撮影していると、予想して行ったのにレンズがその風景や環境に適しておらず、レンズ交換をしたくなるシーンが少なからずあります。

しかし、ミラーレスカメラはご存知の通りセンサーがむき出しなため、外でレンズ交換するとかなりの確率でセンサーにゴミが付いてしまいます。これが私は嫌です。

また、過酷な環境や人混みではレンズ交換できない事も多々あり、時間が取られてしまう事もシャッターチャンスを逃してしまう原因になります。

そこで複数台体制になる訳ですが、ここでも問題が発生します。サブ機とメイン機で操作性が異なると持ち替えた時にあれ?どうやったっけ?ってなります。

私の場合、α9をメインで使っているので、α7M2を触るとスティックが無い事はもちろんですが微妙にボタンに割り当てている操作も違う時があってあれあれ?とこれまたシャッターチャンスを逃すことがあります…

また、カメラの性能が極端に異なる場合、どっちにどのレンズを装着するのか?を迷う時が多々あり、結局現地でレンズを交換してしまうなんて事もあります。α9とα7M2の場合、連射が必要なケースならこんな迷いは無いのですが、暗所撮影をどちらの画角をメインにするか?で迷ってしまい、現地についたらやっぱこの画角の方がメインにしたかったなんて事ざらです。

そうなると、α7RM3は私にとって願ったりかなったりの操作性とスペックになるんですよね。

購入に関して

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もうα7RⅢ欲しいです。いや多分買います。でも問題があります。そうお金。予算です。α7RⅢの販売予想価格は税抜きで37万円。株主優待とかソニーカード払いとか、ソニーポイント諸々とソニーファンならではの攻撃を繰り出しても30万円は必要です。

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私は今α9とα7M2に加えてα6000の3台持ってます。ただ、α7M2とα6000を売却してもα7RⅢを購入する資金には到底間に合いません。2つ売却しても10万ぐらいでしょうか。

α9を売却したらα7RⅢを購入できますが、それならば9のままで良いと思っています。2つ同じようなモデルが必要だからです。

α9とα7M2とα6000を売却したら、α7RⅢを2台なんて事もなんとか予算内でできるのですが、同じの2台ってどうなの?ってすごく悩んでいます。

個人的には上記の2台運用時の問題を解消してくれるのは同じスペックのカメラを2台使う事で解消されるのでは?と思っています。しかし、色々な人の意見を聞くと2台良いよって言う方も居ますが、大多数は2台なんてないです。極端に言えばバカじゃないの?ってぐらいの意見が出てきます。

カメラの運用や使い方、想いなんて人それぞれですので、最終的には自分で決めますが、今回は予算との兼ね合いもあり、未だに最終決断が下せていません。

ただ、相当売れる事が予想できますので、予約開始日まで残り数日、慎重に考えて決断を下したいですね。


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